階段上部のデッドスペースの有効活用法とは?
階段上部のデッドスペース
先日、長らくお待たせしていたアイアンラックの取り付けが完了しました。
今回も、何かといつもお世話になっている工務店を営むY氏から依頼の仕事でした。
現場は、宮崎市のサーファーなら誰もが知っているであろうクリーニング屋さんを経営されているKさん邸です。
Kさんは、私が初めて宮崎に出てきてサーフィンをした木崎浜で、20数年前に初めてお会いした印象が今でも強く残っている方です。
Kさん邸は今改修工事中で、Y氏からは他にも建築金物の製作依頼を受け製作させてもらいました。
構造によっては階段の上部がこの様になっているお宅も多々あると思います
依頼主の発想が勉強になる
今回の依頼は、階段上部のデッドスペースにアイアンで棚を作る内容でした。
二階建てのお宅ならこの様な構造の階段も多々あると思います。
そこに棚を作る発想には面白いな〜と勉強になりました。
確かに空間的に棚を作れば十分に有効活用できるスペースです。
上から見たの図
構造、デザインは圧迫感を感じない様に
今回アイアンラックの製作依頼を受けまず思いついたのは、エキスパンドメタルを使った棚にすることです。
元々吹き抜けで解放感があるところに棚を作るので、圧迫感がない様にシンプルにすることと、軽量でも丈夫な構造にすることを考えました。
何があっても落下する様な構造、部材があってはならないので安全面も重要視しました。
全体的な構造のイメージはすぐに出てきたのですが、エキスパンドメタルをどの様に貼り付けるかが少し悩みました。
※エキスパンドメタルとは?
金網の材料とする薄い金属板に、必要な網目の大きさの切り込みを一方向に多数切り欠き、直交方向に引っ張って網目を作る。
このことからエキスパンデッドメタルラスともいう。
簡単に製作することができる上に、適度に凹凸が生じることから、工事現場の足場板や防護ネットに使用されるものを、「エキスパンドメタル」と言い、ラスモルタル壁の下地に使用されるものを、と言う。
今回製作させてもらったアイアンラック
人の頭上のものなので安全第一で
色々と構造については悩みましたが、考えているうちに良い案が出てきました。
普段キャンプギア製作でもエキスパンドメタルは良く使用します。
大体がサイドテーブルなどの天板としてなので、小口が見えない様な取り付け方をします。
でも、今回のアイアンラックは階段上部で人の頭上に取り付けるものです。
万が一にもエキスパンドメタルが外れて落下するなんて失敗は、絶対にあってはなりません。
天板等で使用する時は、見た目も考えて小口を隠すためにアングルの裏側から貼り付けます。
が、今回はアングルで組んだフレームの表面に貼り付けることにしました。
小口も揃えて綺麗にカットして自然な感じにすれば、違和感なく納まると思ったからです。
何より万が一がなくなるためにそうしました。
結果イメージ通りの良い感じに仕上がって、Kさんにも喜んでもらえました♪
Kさんも僕なんかよりずっと前からキャンプをされているようで、何かのタイミングでご一緒できる日を楽しみにしています。
ありがとうございました♪
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焼き付け塗装仕上げで良い感じです
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