BBQコンロのおすすめは?
新年度一発目の製作はBBQコンロ
今までも何度かブログで紹介しているW氏考案のBBQコンロのNEWタイプの製作をはじめました。
前回は700×700サイズの大型で高さもあるモデルでしたが、今回製作しているのは500×500サイズのローモデルです。
そして、材質もステンレス製です。
ステンレスでもSUS430と鉄のようなステンレスです。
鉄のようなステンレス??ステンレスはステンレスなのですが、一般的にステンレスといえばSUS304といったものが多いです。
台所周り、船舶などはほぼSUS304製と言えます。
医療関係ではSUS316と言った少し特殊なステンレスを使用します。
※SUS430とは?
SUS304よりもヤング率が大きいため、加工時の負荷に対しても変形しにくい性質を持ちます。 また、SUS304はNi(ニッケル)を含むためSUS430よりも密度も硬度も高くなるという特徴があります。 同じステンレス合金鋼ですがSUS304とSUS430で耐食性や耐熱性等の特性は全く異なります。
内角合わせで仮付け
少しだけ棒を入れます
まずは自分用で試作
今回製作するステンレス製のBBQコンロは鉄製と違い塗装をしません。
塗装をしない分溶接箇所の仕上げにクオリティが求められる意匠仕上げです。
私もこのBBQコンロは自分でも試してみようと、まずはロゴもKOKOROの文字を入れたコラボモデルで製作します。
構造自体は私が製作している焚き火台に比べてとてもシンプルです。
が、溶接箇所が多いため歪が気になります。
溶接をしている以上、この歪みとは上手く付き合って行かなければなりません。
その難しさが面白味でもあります、、、笑
今後の量産に向け良い溶接条件、製作手順を探しながら製作します。
炭受けと鉄板を乗せるコーナーに取り付ける部材
初期の段階で取り付けてみました
これなら大丈夫より、これの方がいいかな?
私が様々なものを製作する中でいつも心がけている事があります。
それは、
『これで間違いない。』
と思っていても、常に疑いの目を持ってこれ以上を探すことです。
これはものつくりにおいて大事な事だと思っています。
何にしても毎回違ったものを製作しているので、そう思うしかないのが現状です。笑
今回も製作手順は探り探りです。
4枚並べたものを内側に仮付けして折り返して立ち上げましたが、、、
角に1mmの隙間ができたためバラして2枚ずつ組み立てました
完成したらキャンプでテスト
仮組みまでは案外すんなりと行きました。
が、レーザー加工と曲げをお願いしている業者様に指摘する次回からの改善点も見つかりました。
改善点とは曲げの位置を後3mm程度ずらしてもらう事です。
本体側面版の内角合わせは問題なく合うのですが、折り返した底面を合わせた時に隙間が3mm程できてしまうからです。
溶接で埋めれなくはないのですが、手間と時間もかかります。
時間がかかれば、その分溶接の熱も加わります。
溶接する上で極力熱をかけないのは歪みを出さないためにも重要な事です。
そんなこんなでいきなりいいものはできる事はありません。
試作を繰り返してテストをしてからの商品化となります。
その過程での失敗が商品化への糧になります。
とりあえず試作が完成したらキャンプで実際に使ってみようと思います♪
この隙間は厄介です、、
なるべく熱をかけないように溶接します
側面の溶接も三分割で
炭受けと鉄板受けも仮付け
完成が楽しみ〜♪
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