アイアンでドアハンドルって作れますか??
初の試み
以前一度、製作したことがあるアイアンを使ったドアハンドルの製作依頼を再びいただきました。
前回は、9mmの角鉄にねじりを入れアクセントを付けたドアハンドルでした。
9mm角鉄はキャンプギアのアイアンハンガーでもよく使う材料だったので、ねじりを入れるのも慣れたものでした。
が、今回は20mmの角鉄での製作依頼でした。
一辺が20mmの角鉄、、、笑
かなりの重量物です。
今まで扱った事がない材料に少しワクワクもしましたが、ねじれるほど角鉄を加熱できるかが心配ではありました。
定尺5500mmで15,6kgとなかなかの重さです。
まずはねじりのイメージ
今回製作するドアハンドルは全長600mmと長さもそれなりのものです。
大きな木製の引き戸に取り付けるらしく、今回も新築の物件で来週の水曜日に引き渡しとのことでした。
現在進行中の他の案件の合間で製作するため、一回で失敗なくカタチにしなければなりません。
まずは材料を切断してねじりを入れる箇所と、ねじりの長さのイメージを考えます。
そして、大体の場所にマッキーで印をします。
真ん中に120mmと両端の間に20mmのねじりを入れます
予想以上に熱が入らず苦戦
マッキーで印をしたらガスバーナーで真ん中の120mmのところから炙り加熱します。
真ん中の120mmのところは一回転で丁度いいねじり具合になると予想していました。
が、思いの外、角鉄に熱が入りません。
ちょっと焦りました。笑
しばらく炙ると赤くはなるのですが、柔らかくてねじりやすい白っぽい黄色になるまでは熱が入りませんでした。
原因は、恐らく私が持っているガストーチの容量が小さい為だと思います。
角鉄自体が太いため、全体を均等に加熱するにはトーチが細すぎるようでした。
上部を加熱して色づいても側面や下部はすぐに冷めるといった感じでした。
それでも全体的に色づきが強いところで、ねじりを入れるために先端を回転させました。
が、予想以上に硬くて一回転は無理でした。
結果的に4分の3回転で止まりましたが、運よくねじり具合は丁度よかったので、ホッとしました。
同じく20mmのところは4分の1回転で良い具合に落ち着きました。
思うほど熱が伝わらずに苦戦しました。
イメージ通りの仕上がり
なんやかんやと苦戦はしましたが、自己満レベルのイメージ通りな仕上がりにはなりました。
ワイヤーブラシで磨いて、あとは取り付け金具を溶接して塗装すれば完成です。
鉄を磨いた艶感も悪くはないのですが、錆びのことを考えると塗装する方が無難だと思いました。
今後このような依頼が増えたら道具の見直しと、治具をしっかりとしたものを作らなければと思いました。
ねじりがかなり硬かったので、今回の製作方法では腱鞘炎になります。笑
でも、結果的に他とは絶対に被る事はないドアハンドルにはなるのでお客様の反応が楽しみです♪
なかなかの重量感で無骨さは満点です♪
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