鉄製のトレーを製作できますか?
一点ものの製作
昨日、材料屋さんにお願いしていた鉄板の加工品が帰って来ました。
これは以前、つづくさんの土曜だよ(^^)に出演させていただいた時に、放送を見て焚き火台を購入して下さったお客様からの依頼品です。
このお客様にはテーブルのオーダー製作もさせて頂き、何かとお仕事をいただいています。
どの様なものか簡単にいうと廃油受けの様なもので、鉄製の500×400サイズの鉄製の取手付きのトレーです。
文句の言いようが無い正確な曲げ加工
精度も指定通りの仕上がり
良く言う、餅は餅屋では無いですが、専門の機械を持っているところに特殊な加工はお願いするのが確実で仕上がりにも影響します。
今回の案件も、極論を言えば鉄板を5枚組み合わせれば製作は可能です。
が、時短と仕上がりのことを考えたら、コストはかかってもある程度の加工までは外注にお願いする方が、結果的に効率が上がります。
図面を起して打ち合わせをしてと、加工までは多少時間はかかりますが、それでも良いものを製作するには必要不可欠なことです。
現物からの採寸でしたが、私のイメージ通りに仕上がって来ました。
レーザーで切り出したものを指定の角度に曲げてもらい溶接箇所は黒皮を除去します
最近よく使うTIG溶接
最近よく使うTIG溶接は、意匠仕上げやステンレス、細かなものを溶接する時にはもってこいの溶接方法です。
ここ最近になって少しコツが分かって来た気がして良く使います。
鉄でも、黒皮があると弾いてしまうので黒皮の除去に手間が増えますが、半自動に比べて仕上がりは抜群に良いです。
今回も四隅はTIG で溶接しようと考えていたので、鉄板の角は内角合わせで曲げ依頼をしました。
結果、しっかりと黒皮の除去をしたので良い感じのイメージ通りの溶け込み方をしてくれました。
ビードは均一に薄めに仕上げました
ハンドルを取り付けて完成
四隅を溶接したら後はハンドルを取り付けたら完成です。
ハンドルは9mmの丸鋼で製作しました。
製作前に見せてもらった現物のハンドルは、6mm程度で曲がっていたのでこれで曲がることなく使用できるはずです。
ハンドルを固定するパイプの裏面だけ半自動溶接で付けましたが、今回は他は全てTIGで付けました。
四隅の溶接箇所を軽くサンダーを当てて、指定の耐熱塗料で仕上げて完成です。
Nさんお待たせしました、いつもありがとうございます♪
ハンドルは9mmで製作しました
裏面は溝が深いので半自動で
良い感じに仕上がりました
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