アイアンテーブルとは?
アイアンテーブル製作
つい最近、たまに依頼があるアイアンテーブルを製作しました。
サイズはW1800×D500×H700サイズです。
今回の天板はタモ集成材で厚み30mmのものを使いました。
お客様の希望で天板の下に1000×350サイズの収納棚を付けました。
色々考えて結局脚はシンプルに角タイプにしました。
角パイプで脚の製作
シンプルなものほど難しい?
私は基本的にゴチャゴチャしたものが嫌いです。
それは家の中、車の中等もですが、さっぱりとシンプルな方が気持ちが良く感じるタイプの人間です。
そんな感じなのでアイアン家具のシンプルさに惹かれて、そのシンプルなアウトラインが好きで製作しています。
ただ、いつも思うのはシンプルに見えても、そこまでの過程はシンプルではない事が多いです。
どう言うことかというと、シンプルなものはシンプルに見せるための労力が必ず必要だからです。
シンプル=簡単
ではないと言うことです。
溶接のビードも最小限に
何事も基礎と基本が大切
今回製作したアイアンテーブルの脚は50×25の角パイプを使って製作しました。
カットした角パイプの両端を45°にカットして溶接して組み立てます。
当たり前ですが、綺麗に仕上げるためには縦、横、斜め全てを均等にカットしなければなりません。
多少の隙間なら溶接で埋めることもできるのですが、隙間があると歪みが出やすいため良くはないです。
鉄は熱伝導が良く、熱が一点にこもらず、熱が逃げやすいため全体的に均等に熱が入れば歪みが出にくいのですが、隙間があると引っ張りあって縮もうとします。
マニアックな話になりますが、全て均等にカットすること自体も簡単なことではないのです。
対角を確認して同じならOKです。
結局のところ道具次第
そんな正確さを出すためには道具が大事です。
材料をカットするときにその材料をしっかりと固定して、刃に対して直角に押さえることができないと意味がありません。
大きな建築金物などは多少の余裕を持たせて製作する事も可能ですが、アイアン家具のテーブルの脚、イスの脚などはより正確さと見た目の意匠性が大切です。
何事も途中からでもある程度は修正可能だと思いますが、一番初めの基礎がしっかりしていれば無駄に時間がかかりません。
失敗しながら方向性を導き出し修正していくことにも意義はあると思いますが、基礎がしっかりしている事に越した事はありません。
そんなことを感じながら日々製作しています。
物事にもよりますが、はじめが大事とつくづく感じる今日この頃でした。笑
天板は着色後ウレタンクリアを重ねます。
天板下の収納スペース
アウトラインも理想的
バランスも自己満足の仕上がり
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