焚き火料理の時に便利なものとは?
鍋敷き
私はキャンプの時に必ず焚き火料理をするのですが、その時にずっと気になっていたことがありました。
それは、焚き火料理をした時の調理器具をテーブルに乗せる時のことです。
焚き火で料理をすれば調理器具に必ず煤が付きます。
そのまま木製のテーブル等に置くと、テーブルに煤が付きます。
そんな時に調理器具を何の気兼ねもなく置ける鍋敷きのようなものがあると良いな〜と思っていました。
木製の鍋敷は当たり前
私は仕事で金属を扱います。
木材も扱いはしますが、木工職人さんのような扱い方を知らなければ加工方法なども詳しくありません。
そうなると、やはり鍋敷きも金属製のものになるのは当然の話です。
金属は木に比べ重さが気になるところではありますが、逆に木製では作れない構造、強度を出す事も可能です。
そして、その扱い方を考えれば、よりコンパクトに軽くする事も可能です。
そこで今回はステンレス製の鍋敷きの試作を作りました。
構造は至ってシンプルです。
3枚の薄いステンレスの板を中心で組み合わせるだけです。
一番下の板には上向きに切り込みを入れ、真ん中になる板には上下に入れ、一番上の板には下向きに切り込みを入れます。
後は下から順に上に組み込むだけです。
そうすると自立する雪の結晶のような六角形の形になります。
サイズは150mm幅で高さが25mmです。
はじめはより簡単に2本でも良いかな〜と思いましたが、私は飯盒を愛用しているのでその飯盒も安定して乗せられるように3本にしました。
ケトルもバッチリです。
アルストの五徳を見て
今回の鍋敷きはアルストの五徳を見てピンときました。
アルスト持ってませんが…笑笑
そんなこんなでこの形になりました。
デザインはお約束の蜘蛛の巣柄のイメージです。
細かな蜘蛛の巣柄を肉抜きするイメージが湧かなかったので、アウトラインだけ蜘蛛の巣柄のイメージにしました。
が、結果、コスト的にも強度的にも、とこれで良かったと思っています。
熱の伝わり方は?
なんやかんやで、イメージ通りの試作が完成しました。
材質もラフに扱い水洗いできるようにSUS304で試作しました。
強度は私が持っている総重量約19kgのダッチオーブンを乗せても特に問題ありませんでした。
気になっていた熱の伝わり方ですが、キンキンに焼いた9mm鉄板を乗せてみると、当然手で持てないくらいに熱は伝わっていました。
直接熱が伝わったのか、輻射熱で伝わったのか、専門的なことは検証できていません。
が、調理器具を蜘蛛の巣柄のウェーブの先端の点で支持する構造のため、直接熱が伝わることは軽減できているのかな〜とは感じました。
それなりの時間放置しましたが、結果的にテーブルが熱を持っていましたが、鍋敷きの脚の跡の傷を付ける事はありませんでした。
もう少しサイズを調整したら、アラジンの五徳としても使えそうです。
自己満ですがなかなか良いものができたと思います♪
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