雲梯とは??
雲梯製作依頼
先日、建築事務所からの依頼で雲梯(うんてい)の見積もり依頼をいただいていました。
そして昨日その仕事が決まりました。
室内の天井の小梁に吊るして取り付けるタイプのものです。
材質はSUS304(ステンレス)製で製作後、艶無しブラックで焼き付け塗装をします。
材料はφ34のパイプとφ30のパイプを使って製作します。
取り付けプレートは5mmのSUS板を使います。
今回は設計は無く図面を提供してもらえるのでありがたいです。
当たり前ですがしっかりした図面でありがたいです
納期が今月末、、、
設計を考えるのも楽しいのですが、時間がかかるため今の状況ではとても助かります。
雲梯は現在新築中の家屋に取り付けます。
今月末に引き渡しらしく、それまでに製作して欲しいとのことです。
材料を注文して届くのに10日前後かかります。
塗装のことを考えると、製作にかけられる時間は2日しかありません。
それも問題なく順調に製作して2日です。笑
失敗は許されない状況です。汗
図面はあっても材料の提案はこちらからします
材料の拾い出し
今回は、図面の提供はしてもらいましたが、材料の厚みと表面仕上げの提案はこちらからします。
そんなたくさんの選択肢があるわけでは無いのですが、パイプの厚みは2.0mmで製作しようと思います。
表面仕上げはHL(ヘアーライン)でも#400でも結局塗装するので同じだとは思いますが、どちらかと言えばHLの方が密着は良さそうな気はします。
φ30は特殊と言えば特殊な材料なので、#400しかありません。
そのため仕上げにランダムサンダーで表面に軽く傷をつけようと考えています。
雲梯の目的は人がぶら下がるものです。
人の手で必ず触るものなので、塗装がどうしても剥がれてくる恐れがあります。
そのことはお客さまには確認済みなのですが、少しでもいい状態を長持ちさせるために考えられる事はしようと思います。
今回の溶接方法はもちろんtigでやります
一番の心配事は歪み
今回はテンレス製の雲梯製作です。
溶接は当然tig一択です。
最近は、できれはtigオンリーで仕事したいと思っているの本当にありがたい話です。
tig溶接はものにもよりますが、ステンレスは基本的に意匠仕上げです。
極論を言うと、全てノーミスでアークさせなければなりません。
溶接のビードを見てもらう様なものです。
そしてtigは熱量がなかなかなものです。
しかもステンレスは熱伝導が良くない。
となれば歪みは避けられないと思います。
極力熱を入れずに溶接して綺麗な仕上げにして、塗装やさん、建築士、お客様が見てもプロと思われる仕事をしようと思います。
溶接のビードはみる人が見れば一目瞭然です。
納期といい、意匠仕上げといい、なかなかの緊張感です。笑
頼まれごとは、試されごと
日々実績を積み上げていこうと思います。
でもtigは楽しい〜♪
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