ランドクルーザー車内カスタム
今回は車内のカスタム
以前、サイドラダーを製作したランドクルーザートゥルーピー車内のカスタム依頼を受けました。
カスタムと言ってもラックをワンオフで製作する内容で、大きな構造変更ではありません。
これは私の軽ハコの後ろに取り付けていたものを見て良いな〜と思ったそうです。
確かにランドクルーザートゥルーピーの運転席の後ろはバンみたいに何もない状態なので、有効活用するならベッドかラックぐらいはあると良いなとは思いました。
対面式の折りたたみの椅子はあるのですが、日本国内ではそこに座ったままでの公道の走行はできないそうです。
床を板貼りしてからの高さ調整
イメージはシンプルでも頑丈で軽量
ラックを製作するにあたり意識したのは、アイアンを使って製作するのであまりゴツくならないようにすることでした。
ゴツくなると当然重さが出るので、細いラインでも頑丈でシンプルなシュッとした構造にしようと思いました。
使用するフレームの材料は3mm×20mm×20mmのアングルです。
※アングルとは?
等辺山形鋼やエルアングルと呼ばれる、切断面がL型をした鋼材です。建設、船舶、機械等、幅広い用途に使われます。
無塗装の黒皮の製品となります。(黒皮とは熱間での圧延により作成される時に出来る酸化皮膜です)
最近ではアイアンウッドと呼ばれるフレームが鉄素材で、天板や棚板を木で作ったテーブルや机、棚、椅子等の家具にも使われています。
フレームの仮組み
補強の入れ方と組み方
今回製作したラックはW1980×D600×H450サイズです。
長さも幅もそれなりにあるものなので、アングルで枠を組んでも中に補強を入れなければなりません。
補強もあまりたくさん入れ過ぎると見た目がごちゃごちゃしてさっぱり見えないため最低限で考えました。
中に貼り付けるエキスパンドメタル(メッシュ)のサイズで強度は考えて6分割になるように補強を入れました。
エキスパンドメタルを貼るためにフラットバーで補強を製作しました
塗装に出して完成
アングルで組んだフレームの中に入れる補強は、メッシュを貼るためアングルを使えません。
アングルを使えなくもないのですが、両サイドにメッシュを貼るためアングルの場合は2本使わないといけません。
そうなると重さが出てしまうのでフラットバー(平板)を縦と横でTの字に組んだものを補強にしました。
結果、見た目もスッキリとしたイメージ通りのフレームが完成しました。
脚も4本にしようと初めは考えていましたが、現物合わせの時に3本でもいけそうだと分かったので3本にしました。
あとは焼き付けでマットブラックに塗装したら完成です。
メッシュは645×285サイズが6枚
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