角パイプで壁の下地をつくるには?
50×50角パイプ
いつも何かと、建築金物製作を依頼してくれる工務店Hさんからの仕事で、今改修工事中の住宅の外壁の下地を製作しました。
材料は50×50の角パイプを使って製作しました。
厚みは1.6mmのものがあれば良かったのですが、材料屋さんの在庫は2.3mm3.2mmのものしかありませんでした。
ちょうどGWでほとんどの業者が休みを取ります。
今1.6mmの材料を注文したとして届くのは最短で12日前後です。
そこから加工してメッキに出して仕上がりは25日以降です。
あまりにも時間がかかり過ぎるので、今回は厚みにこだわりは無いとの事で2.3mmで製作する事にしました。
今回もメッキ仕上げです。
角パイプを使って枠組みを作るには?
先日製作した鉄骨の柱や梁と同様に、今回も角パイプを使った製作物です。
構造自体はとてもシンプルなのですが、長さがあります。
角パイプを使った製作物は、一辺が大きくなればなるほどシンプルな枠組みだけでも簡単ではありません。
それはどういうことかというと、角パイプを組む時に角パイプの矩とタチと見る箇所が多くなるからです。
これは、一辺が大くなればなるほどタチに対しての切断面の矩もしっかり出ていなければ捻れたりするので切断がとても重要になってきます。
角パイプの側面に角パイプを突き合わせて組み立てる時は、側面に多少の隙間があっても溶接で埋めることはできます。
が、切断面の矩が出ていることに越したことは無いです。
今、自分で書きながら良く分からなくなって来ました。笑笑
要するに、材料が四角なので90度を見るべきところが増えるということです。
言葉で表現するのって難しいですね。笑
メッキ仕上げ用の孔も開けます。
長さがある時に気をつけること
材料に関わらず、長さがある製作物は基準を決めるのに気を使います。
私の工場の定盤は4尺×8尺(1219mm×2438mm)サイズです。
これより大きなものを作るときは基準を決めるのが難しくなってきます。
今回のものは長いもので2513mmのものがありました。
これは斜めにしたら定盤に何とか乗るサイズだったので、ぎりぎり大丈夫でした。
が、基準を決めるのには苦労はしました。笑
基準を決めるのに頭を使いました。
パイプの反り??
長物の枠組みを作っている時に一箇所だけ寸法が2mm合わないところが出てきました。
ジャッキか、レバーホイストがあれば簡単に寄せることができるのですが、私の工場にはどちらもありません。
色々考えた結果、過去に鉄工所でやっていた方法を思い出したので、その方法で角パイプを寄せました。
その方法とは、隙間があるところ両側に万力で締め付ける受けをつけることです。
この方法で簡単に2mmの隙間も寄せることができました。
材料屋さんでの仕入れの際、最近になってようやく材料を指定した長さに切断してもらえるようになりました。
寸法に間違いは無かったので、パイプが少し反っていたのかなと思います。
過去に材料屋さんに通い出した頃は確か、
切断はやっていない。
と断られた気がするのですが、、、笑
通いだし3年目にして少し対応が変わってきました。泣
が、しかし、今もどんな物でも現金仕入れに変わりはありませんが、、、
今は新規の口座は作ってないとの事です。
ま〜何にしても結構な頻度で通っているので、何かと対応も良くはなってきました。
そんなこんなで、まだまだいろんな仕入れルートも開拓中ですが、少しずつ材料屋さんとの仲も良くなってきました。
なんにしても、個人の私でもいろんな業者様に相手にしてもらえることに感謝する日々です。
ここだけ2mmの隙間が、、、
万力で締め付ける受けを仮溶接
締め付け寄せて溶接すればOK
斜めで何とか乗るサイズ
最近何かと重量ものが増えてきました。ホイストが欲しいですね〜
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