アイアンを使って窓枠製作??
アイアンの可能性
私たち人間の日常生活のおいてアイアン(鉄)は無くてはならないものです。
そんなアイアン加工をやっていて、最近シビアな緊張感のあるありがたい依頼を受けました。
それは、アイアンを使って造作窓枠を作る依頼です。
リフォーム現場の洗面台と壁に取り付ける1395×1220 1220×720 1060×620サイズの造作ものです。
スモール角パイプを使って窓枠を組み、その中に格子を組んで5mmのガラスを挟み込む意匠性の高いもので、あらゆる部分にクオリティの高さが求められるものです。
今回は溶接のビードも極力減らすため全てtig溶接で製作しました
フレームも側面以外は人の目につくため傷ひとつ入らない様に
壁に取り付ける穴も大小2種類
角パイプ溶接はtigが鉄板
今回も最近製作したテーブルの足と同じように角出しのスモール角パイプを使いました。
角に微妙なRが付いているものもありますが、今回は角出しタイプでシュッと仕上げる方が窓枠にはいいと思ったからです。
今回の造作窓枠は意匠仕上げのため極力溶接痕を目立たせなくする必要がありました。
そしてサンダーを当てる手間を少しでも減らす為にも全てtig溶接で組みました。
tig溶接はスパッタが出ないため、表面がとても綺麗に仕上がります。
一番の大物から製作しました
左右対称の格子の間にガラスを入れます
このサイズは意外と簡単でした
一番重要な塗装の仕上げ
今回使用した角パイプは40×25 25×12サイズの2種類です。
角パイプは丸鋼や異形金と違い表面積も大きく平面部分が多いです。
この平面部分を見栄え良く仕上げるには、吹き付けによる塗装しかないので今回はプロの塗装屋さんの友人に依頼しました。
マンションのリフォーム工事で、室内の建具だったためメーカー品のような仕上がりにしたかったからです。
キャンプギアのような無骨さが良いのでは無く、美しさが求められる現場で他の職人達も素晴らしい仕事をしていました。
錆止め
トップは三分艶のブラック2回仕上げ
ドキドキの運搬と取り付け工事
塗装が終わって3日ほど寝かせました。
今回は全ての工程において思いつく限りのことをしました。
現場で取り付けるまで絶対に傷一つつけないことを重視して考えました。
何より心配だったのが、運搬です。
どのように養生して運搬するかが、一番頭を悩ませたと言っても過言ではありません。笑
他の製作物もそうなのですが、仕上がった状態のままのものをお客様の手元にお届けすることをとても重要視しています。
いろいろ神経を使う製作物でしたが、何とか問題もなく見事バッチリ収まりほっとしました。
今回の依頼主の職人仲間からの
さすが!!
の言葉が一番嬉しかったです♪
残るはガラスを入れて、格子で抱き合わせて上手に収まるかです。
もうしばらくはドキドキの日々が続きます。笑
これだけ外側は格子なし
隣の棚ともピッチが同じで一安心
一番の大物も対角が微妙だったが無事収まりました
いい感じに取り付けできました
アイアン造作もののお問い合わせは下記よりお願いいたします。
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